カルロス・ゴーンと小室哲哉にみる共通点

こんにちは。稲垣陽子です。

カルロスゴーン氏が逮捕されてから数ヶ月が経ちました。
この間様々なニュースが流れていますが、
先日、ゴーン氏が新しい奥さんとの結婚披露宴にベルサイユ宮殿を貸し切ったというニュースを読みました。
その費用約7500万円。

ふむ。やっぱり、という感想です。

 

全くの私の個人的な感想ですが、

カリスマ性のあるリーダーが再婚する時は、
お金がとても動くと感じています。

特に、自分の才覚でビジネスを動かし成果を出してきたタイプの方で、
富と地位を得てから離婚し、再婚した場合、

それも、成功する前に連れ添ったパートナーと別れて、
成功した世界の中で出会った新しいパートナーと再婚する場合、
すごくお金を使う傾向にあると、私の勝手ですが推測しています。

例えば、今までもホテルで食事はしていたけれど、超一流ホテルで食事をするようになったり、
今までほとんど休みを取らずに仕事をしてきたのに、いきなり大型連休をとって海外旅行に行きまくったり。
お金も活動も精力的になります。
今までも贅沢してきたでしょうが、なぜだか、「もっと」レベルを上げるのです。

同じように、小室哲哉さんも、以前金銭トラブルで騒動がありましたが、

その時、「KEIKOさんと結婚してからがお金を一番使った」と言っていました。

 

私にとっては、お二人に共通点があるように見えてしまいます。それは、

・自分の才覚(才能)で頂点に上りつめた

・自分の成功した才覚(才能)を近くで分かってくれる(認めてくれる)女性が現れる
(昔の自分を知っていてダメ出しする人よりも)

・その人が側にいると才能が開くように感じる瞬間がある
(以前、小室さんが一番インスピレーションが降りてきた曲として「Departures」を挙げていた)

・新しいパートナーを自分の才覚(才能)の救世主(女神)として扱いたくなる

・自分の相手への愛を最上級の形で表したくなる
(才能は形に現れることで受け取れる)

 

これは、有名人ではなくても、
自分の才覚(才能)でトップまで上りつめたカリスマ性のあるリーダーや社長さんにも
垣間見れることではないかな、と思っています。

それくらい、才覚(才能)があることは素晴らしいですが、
それとどう付き合うのか、はとても難しいのだと思います。

私は昨年から毎日、稲盛和夫さんの文章を読んでいますが、
稲盛さんはよく、
「リーダーの資質は才覚ではなく人格だ」とおっしゃっています。
人の上に立つのなら、仕事の業績を上げる才覚だけではなく、
徳や使命感といったものを持ち、人格が大切だということです。

そうは言っても、稲盛さん自身もすぐにそれに気づいたわけではありません。

最初京セラを立ち上げた時は、
「稲盛和夫の技術を世に問う」として会社を興した、と書いてあります。

でもすぐに、それではうまくいかないと気づき、
「全従業員の物心両面の幸福を追求すると同時に、人類、社会の進歩発展に貢献する」と理念を修正します。

自分の才能で挑戦したい、試してみたい、とは誰もが思うもの。
力のある人ならなおさら。

でも、自分の才能(才覚)を世に問うことだけを生き方の軸とすれば、
常に、追い、追われる感覚から抜け出せなくなります。

心のどこかで「救世主」を求め、
行き過ぎてしまうと、様々な形で、
今回のように社会からはじかれてしまうのかもしれません。

 

創業者で、カリスマ性があり、才能豊かな方は、どうぞお気をつけくださいね。

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