学校用教材 企画・製造・販売会社

社員が充実して仕事ができる職場にしたい

トーヨー教材株式会社
http://www.toyo-kyozai.co.jp
代表取締役 早川 徹氏

主な実施内容

・次期経営者のためのエグゼクティブコーチング
第一期: 2004 年 4 月~ 稲垣陽子コーチ担当
第二期: 2005 年 1 月~ 稲垣友仁コーチ担当
1対1による電話セッションおよび不定期な面談セッションを実施

コーチングを導入した成果

なぜコーチングを御社で取り入れようと思いましたか?

当社は父が創業し、中学校を中心とした「ものづくり」の教科(美術科・技術・家庭科)に独自の学校用教材を提供している会社です。
僕自身は、大学を出てから 2 年間、外の会社で修行させていただき、その後入社しました。
もちろん、跡取りとして入社したので、頭の 片 隅には「経営者になる」ことがありましたが、まずは一営業マンとして一人前になることを目標にがむしゃらにやってきました。
そして、 10 年目に専務になったんですね。
そうなると、当然、「自分が社長になる」ということが目の前に迫ってきたのですが、じゃ、僕に何ができるのか、漠然とした自分の思いや考えだけがあって、何をしたらいいのか、もやもやとしていました。
また、僕にとって父はすごく偉大な存在で、圧倒的な差を感じていたのですね、ずっと父を見てきていますから、すべて自分で切り開いてきた人と、恵まれて与えられた立場の自分を比べると、自分は父をまったく超えることはできないんじゃないか、という不安も常にありました。

そんな中で、色々と 模索しながら 調べていくうちに、コーチングを知り、稲垣さんのサイトにたどり着いたのです。

コーチングシステムズを選んだ理由は?

サイトに色々な方のインタビューや実際のコーチングのケースが掲載されていて、人と人とのつながりや、コミュニケーションを大事にしているところなのかな、と思って、そこに信頼が置けました。

うれしいですね。ありがとうございます(笑)。
当初(専務時代)のコーチングのテーマは「自分らしいリーダーシップをどのように発揮していくか」ということでしたが、何か成果はありましたか?

一つ目は、そういった不安と向き合えたこと。
どこかずっと抱えてきたことだけれど、誰かに向き合って話をすることはなかなかないですよね。正直、コーチをつけて初めてそういうことに向き合えたと思います。
いつも頭の中で色々と考えているんだけれど、考えることと実際に話をすることは違うんですね。話していると、頭の中は整理されるし、また、思っていたことだけではなくて、自分でもこんなことを考えていたんだ、と思うような答えが出てくることもありました。

二つ目は、視点が広がったこと。
今までは「自分がトップになったときはどうなるか」など、自分の視点でしか見ていなかったように思います。でも、コーチングを受けて、部下の立場からどうかとか、10年後はどうかとか、視点が広がりました。

三つ目は、コーチング視点で物事を考えるようになったこと。
先日、自社のHPを立ち上げたのですが、なかなか進まないときに、完成したイメージを持ったり、あと何が必要なのかを想像したり、自分と向き合うくせができたように思います。そうすると、ぐぐっと進むんですよね。こういうのってもともと誰しもあるのかもしれませんが、コーチングを体験したことで、より引き出せるようになったかなと思います。

その他、挙げれば色々ありますが、何よりも、リーダーとして「自分は自分でいいんだ」と思えるようになりました。自分らしいリーダーを認めてもらえたというのでしょうか。これからも自分らしいリーダーシップを取りながら、社員一人ひとりが充実した状態で仕事ができる職場を作りたいと思っています。

楽しみですね。これからも応援しています!

コーチの視点より

早川さんは、穏やかで暖かな微笑の中に、会社を引き継ぐ責任の重さをしっかりと引き受けている強さを持ち合わせています。

当社は、多くの後継者のコーチングを実施しています。

改めて、深いレベルで先代に対する誇り、会社に対する誇りがある後継者の方が、コーチングを必要とするのだと感じました。